第45回 神戸ファッションコンテスト2018

ミラノからの留学レポート【2012年度受賞 工藤さん】

KFC2012受賞者で、イタリア・ミラノのドムスアカデミーに留学中の工藤萌さんから頂いた留学レポートです!インターン先のアムステルダムの様子をおしらせいただきました。

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3月中旬から5月末までインターンシップのためにアムステルダムへ行っていました。なので今回は番外編ということでアムステルダムでの生活を中心にレポートしたいと思います。

アムステルダムに着いた時の第一に、建物が可愛らしく人から聞いていたとおりにまさにお伽話の世界のようで感動しました。町中に運河が張り巡らされていて、どの通りを見ても綺麗でした。
約一年前にミラノに来た時も当然ながらヨーロッパへ来た新鮮さはありましたが、そのとき以上に全く知らない土地へ来てしまったという感じがしました。会社の方々に助けられながら何とか滞在する為の手続きや生活の環境を整えることは出来ましたが、やはりこれまでと文化も何もかもが違う所へ一人で踏み込むのは大変でした。アムステルダムに着いたその日は、事前に下調べをあまりせずに行ってしまった為に交通機関の切符の買い方すらわからず、駅の係員さんに訪ねたり道行く人に助けを求めながらなんとかホテルに辿り着き、ホテルの管理人さんにも色々と教えて頂いてやっと自由に歩き回ることが出来るようになったといった状態でした。
同じヨーロッパですが、イタリアとは人も空気も建物も何もかもが違いました。

インターンシップ先の会社はとても雰囲気の良い所でした。社員の半数ほどはオランダ人でしたが、社内でのコミュニケーションは基本的に英語でした。これまで学校で使っていた英語と比べると、当然ながら話す内容も使われる言葉も桁違いに難しく四苦八苦しました。
仕事内容は幅広く、リサーチからフィッティング、ドローイング、デザイン修正などから雑用まで、色々なことをしていました。デザインチームに所属していましたが、時によってはデザインパートだけでなくプロダクションやデベロップメントの仕事も手伝っていました。私が居た時期は丁度コレクションのまとめに入っていた比較的忙しい時期だったため、一日社内を動き回り帰宅してすぐに眠りにつく、ということがしばしばでした。
短い期間でしたが本当に沢山のことを経験し、とても内容の濃い日々でした。

現在はミラノに戻りファイナルプロジェクトに取り組んでいます。
ファイナルプロジェクトは2月末に既にスタートしていたため、インターンシップと同時進行で行っていたので、ようやく集中して取り組めそうです。最終プレゼンテーションまであまり期間はありませんが、悔いが残らないように、今自分が出来ることを全てぶつけられたらと思います。

ざっくりとしていますが、以上近況報告でした。Arrivederci!

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イタリア・ミラノを離れ、オランダのアムステルダムへインターンシップに行かれていた工藤さん。同じヨーロッパでも、国によって雰囲気が全く異なるようで、ご苦労が伺えます。言語に関して、現地の方々とうまくコミュニケーションが取れず苦労される留学生が多いとの連絡をよく受けます。海外での活動を視野に入れている皆様は、できる限り早めに語学学習に取り組むことをお勧めいたします。

インターン先では充実した日々を送られたようで、たくさんの良い刺激を受けられたことと思います。ファイナルプロジェクトではきっとインターンの経験を生かして素晴らしい作品ができることでしょう!


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