第45回 神戸ファッションコンテスト2018

留学生レポート

パリから留学生レポート【2017年度受賞 西村さん】

KFC2017で受賞し、フランスのサンディカ校(クチュール組合学校)へ留学中の西村健太さんからレポートが届きました。

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西村です。

サンディカに通い始めて7ヶ月が経ちました。現在は、いくつかのプロジェクトと試験が終わり、最終プロジェクトを進めているという状況です。授業はフランス語で進み、友達との会話は英語、たまにスペイン語、中国語という恵まれた環境で日々過ごさせて頂いております。

 

編入当初は、わからないことが多かったのですが、サンディカは日本人同士の縦の繋がりが強いので先輩方にたくさん助けて頂きました!今でも2016年度受賞者の円悠氏とは仲良く課題をしたりしています。

 

私生活では、イタリアのメンバーがたまにパリへ来るので、その時は食事会を開いたりして交流しています。残りの学生生活を楽しみたいと思います!

 

Kenta Nishimura

 

試験の様子

 

 

 

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制作等で忙しい中でも、留学生活を楽しんでおられるようですね。多くの方とコミュニケーションを取り、多くのことを吸収して頑張ってください。西村さん、貴重なレポートありがとうございました!

ローマから留学レポート【2016年受賞 斉藤さん】

KFC2016で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している斉藤さんから留学生レポートが届きました!

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チャオ!

ボンジョールノ!

サルーベ!

 

イタリアのローマに留学しているジュンペイです!

 

まず始めにご報告です。11月6日をもちまして無事に学校を卒業することが出来ました!!

ホッとした気持ちと共に、支えてくれた人たちのおかげでこの1年間濃密な経験をできたことに感謝の気持ちでいっぱいです、、、泣

 

前回から引っ張っていた卒業制作の流れを説明させていただきます。まずインターンを終えた8月からパターンと仮縫いの制作が始まりました。制作するデザインは既に6月上旬のプレゼンテーションで先生と決めています。(バレンティノのプロジェクトとインターンの関係上制作開始が8月からとなりました)8月の約15日間は夏休みで学校が閉まってしまうので、提出日の10月22日までの約2ヶ月間でミラノのファッションショーで歩かせる6体を作るようなスケジュールとなっています。最終フィッティングの他に約2週間に一度のペースでプロのモデルに来ていただきフィッティングを行いました。

制作タイプは大きく分けると2つあります。自力で作るジャパニーズタイプ又は外注タイプです。1つ目のジャパニーズタイプは名前から推測できる通り日本人の先輩方が行ったタイプで、私も最初このタイプで挑むつもりでしたが10月中旬に提出に間に合わないと判断して1体外部にお願いして作っていただきました(笑)他のクラスメイトは2つ目のタイプです。

私が始め自力ジャパニーズタイプを選んだ理由はただ一つ、それはお金の問題です。シンプルに6体全てを外部にお願いする金銭の余裕がありませんでした。もし経済的に余裕があったら絶対に外部にお願いしていたと思います。その理由が2つあります。1つは刺繍やプリントなどのニ次加工やアクセサリーの提案に大きく力を入れられること。2つ目はポートフォリオの制作にも力を入れられることです。私の力不足でもありますがもう少し衣服の制作以外に時間が作れれば、上記のニ次加工やアクセサリーにもっと力を入れたかったです。

ジャパニーズタイプをして良かった点もあります。まず学校から高い評価をいただきました。私は制作のために毎日学校に朝早くから閉まる直前まで作業をしていた(ジュンペイは学校に住んでいるのかと噂されるほど)ので多くの先生、多くの生徒たちから声をかけていただいてそれがモチベーションに大きく繋がりました。それと制作する過程で仕様の変更なども自由に出来ることも利点です。私の場合前回のレポートでも述べていますが、次の代に入学する日本人留学生たちにもサポートをしてもらったので本当にギリギリのギリギリでファッションショーに出せる形になりました。

 

10月26日にミラノでファッションショーを終え、文頭にも書いた通り11月6日に卒業プレゼンテーション(内容は卒業制作の説明)を終えその日に卒業証明書を受け取り卒業しました。

今は過去に作ったポートフォリオと卒制のポートフォリオをまとめながら就職活動中です。これから先は何が起こるのか全く想像がつかないので、面白いアクションを起こせるように?大きなチャンスを掴めるように?気を抜かず準備するつもりです。

 

皆さんも留学という名の修行に勤しんでください!!

 

今回の写真で振り返ろうのコーナーは卒業制作のまとめで、ファッションショーと学校でのフィッティング風景です。

 

 

それではまた!

チャオ!

 

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ご卒業おめでとうございます!卒業コレクション制作お疲れさまでした!大作に感動しました!今週末に、第45回神戸ファッションコンテスト2018最終審査会が開催されます。次なる留学生に大きな刺激になることでしょう。今後のご活躍を楽しみにしております。斉藤さん、貴重なレポートありがとうございました!!

ローマから留学レポート【2016年受賞 斉藤さん】

KFC2016で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している斉藤さんから留学生レポートが届きました!

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チャオ!

ボンジョールノ!

サルーベ!

 

イタリアのローマに留学しているジュンペイです!

 

月日の流れはとても早くこちらに来て2回目の秋を迎えようとしてる今日この頃、留学の集大成であります卒業制作をしている私です。

前回のレポートで記載していたバレンティノのプロジェクトは、作品制作まで無事に終わらせることができディレクターであるピッチョーリにプレゼンテーションを6月末に行いました。オートクチュールのファッションショーを控えた多忙な中で学校に来ていただいたので接する時間はとても短かったのですが、作品の完成度や制作にあたってのプロセス共に高評価を頂くことができました!!嬉しかったです(泣)

 

7月頭からは3週間フィレンツェへインターンへ行きました(これは就職するためのインターンというよりは学校の単位を修得するための授業の一環だと思ってください)。インターンの行き先は様々で事前に先生と相談して決めます。私は卒業制作で鳥の羽を使った装飾の使用を考えていましたので、フィレンツェにアトリエのあるMazzanti Piumeへ伺いました。アトリエの社長、スタッフら全員から優しく接していただきながら貴重なアドバイスを参考に装飾品とマスクを作り上げました。

そして今、夏休みを終え卒業制作に奮闘している毎日です。卒業制作についての内容が少し長くなりそうなのでまた次のレポートで書きたいと思います。楽しみにしててください!笑

 

それではお決まりの最後に写真で振り返ろうのコーナーです。

1枚目、バレンティノのディレクターであるピッチョーリへ制作した作品をプレゼンしている様子です。

2枚目、インターン先で作った蜘蛛です。まっくろくろすけに近付けたい一心で作りました。アトリエの人たちも気に入ってくれたみたいです(笑)

3枚目、卒制の仮フィッティングです。ファッションショーまでに3~4回途中にこういった雰囲気でチェックがあります。こちらは初めて行ったチェックで制作途中の作品ですが、インターンで作ったマスクがちらっと見えますね。

4枚目、今年の11月末からアカデミアへ入学します留学生たちです!写真にいない子も含め今年はなんと5人!皆んなすごい良い人たちで私の卒制を手伝ってくれています(泣)ありがたい、、、

 

それではまた!

チャオ!

 

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斉藤さんレポートありがとうございます!!留学生活も終盤に突入し、貴重な経験を無駄にしないよう日々努力されている様子がうかがえます。次回のレポートも楽しみにしています!!

ローマから留学レポート【2016年受賞 斉藤さん】

KFC2016で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している斉藤さんから留学生レポートが届きました!

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チャオ!

ボンジョールノ!

サルーベ!

 

イタリアのローマに留学しているジュンペイです!

 

皆さんお元気でしょうか。私は5月病から解放され元気に勉学に励んでいます!笑

なんと月日はあっという間に流れアカデミアに入学してから早6ヶ月が経ちました、、、

年明けからのこの5ヶ月間は多忙な授業スケジュールで(ありえないくらい多忙)1日が24時間以上あったら良いのになという表現が相応しかったです(泣)

 

その授業内容はテキスタイル、刺繍、布で作る花の装飾、羽を使った装飾、コンピューターグラフィックなどなど科目は多彩で、ビジネス面もマーケティングを含めファッションショーの構成やPRの要点も簡単に学びました。どの科目も最後に内容を各自またはグループワークでまとめプレゼンテーションや課題提出があったのでこの短い期間にドッドッドッドって感じでしたね!笑

前回のレポートで述べた、ポートフォリオの授業やパターンの授業も引き続き行われます。

そして先日、1つ大切なプレゼンテーションが行われました。それはバレンティノのプロジェクトです。バレンティノのオートクチュールデザイナーの代表とテキスタイル責任者に向けて直接プレゼンができるというチャンスが与えられたのです!プレゼンの内容はバレンティノのオートクチュールラインに向けてのコレクション提案であり、テーマは自由ですが生地がタフタの黒のみ使用可能という面白い内容でした。そして来月の6月末にはディレクター本人に直接プレゼンテーションができる時間が与えられます!!

私は自分のデザインが海外でどれだけ通用できるのか試せる貴重な時間だと考えています。前回のプレゼンでは正直言ってかなり手応えを感じています(笑)なのでこのまま気を抜かずに大きな爪痕を残せるように準備していきたいと思います。

同時にこれから卒業製作のプレゼンテーションも始まります。バタバタな日々は続きますが他の国へ留学されている皆んなも同じ思いをしながら成長していると思うので、私も皆さんに負けないように日々成長していきます!!

 

それではお決まりの最後に写真で振り返ろうのコーナーです。

1枚目、年末から年明けにかけて日本から遊びに来た友達とベネツィア→ミラノ→ローマ→ナポリ→ローマという順路で国内を旅行してきました。写真はナポリから近いアマルフィへ行った時の海辺です。次は泊まりで行きたいです(笑)

2枚目、こちら授業の科目であるテキスタイルで作る花の装飾です。シルクの生地で作る装飾は希少な体験になりました。

3枚目、4枚目はコモという街に宿泊学習へ行ってきました。コモはジャガード、プリントなどなど様々な分野に強いテキスタイルメーカーが多くあります。

5枚目、こちらも同じくコモの宿泊学習最中の写真です。ホテルのロビーを占領して皆んな課題を夜遅くまでやりました。3泊ともすべての夜はこのように、、、

6枚目、こちらはバレンティノチームへ向けて私がプレゼンしている写真です。語学ができる雰囲気が出ていますが雰囲気だけです!笑

 

それではまた!

チャオ!

 

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入学されてからの半年間、全力で取り組んで来られた様子が伝わってきます。健康に気をつけて留学生活を最後まで充実させてください。斉藤さん貴重なレポートありがとうございました!

ローマから留学レポート【2016年受賞 斉藤さん】

KFC2016で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している斉藤さんから留学生レポートが届きました!

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チャオ!

ボンジョールノ!

サルーベ!

 

イタリアのローマに留学しているジュンペイです!

 

ついに1127日から専門学校のアカデミア・コストゥーメ・エ・モーダが始まりました。と言いつつ今日1220日で2017年度の授業が終了しました(笑)短いようでこの4週間は長かったような気がします、、、

私が学ぶアルタ・モーダ(オートクチュールのことを指す)の授業内容を説明しますと、大きく4つから構成されています。

1つ目は歴史の授業です。オートクチュールの起源から年代によって誰が関わりスタイルの変化があったのかについて学びます。

2つ目はデザイン画の授業です。美しく見える頭身を意識し、手書きでのデザイン画を学びます。私はデザイン画から逃げてきた人間なのですごく苦労しています(笑)

3つ目はパターンの授業です。マネキンのサイズに合わせた簡単な立体の組み方と、ヴィオネの作品を平面からトワルの組み立てを学びます。

4つ目はスクラッチブック、ムードボード、ポートフォリオの授業です。先生が実際に作った実物や、他の生徒が作ったポートフォリオ、ムードボードのコンセプトや見せ方について学びます。この授業は単体であり、且つ他の歴史の授業やデザイン画の授業でも別のポートフォリオ製作を求められているので重要性が伝わってきますね。

上記の授業の他にテキスタイルや年明けから新たに始まる授業もあります。まだ始まって間もないので基礎を学んでいますが、これからオートクチュールの仕様など高度な技術を学べることを私は期待しています。

 

語学の方は、、、はい、大苦戦していますね(泣)自分の作業が中心となる授業は何となく身振り手振りで理解できるのですが、歴史の授業はトホホです。しかし各授業の先生方、そしてクラスメイトに助けていただきグループワーク、課題、そして小さなプレゼンテーションなど何とか無事に終えることができました。やはり語学学校に比べて専門学校の方が苦労は何倍もしますが私は好きです!笑

それではお決まりの最後に写真で振り返ろうのコーナーです。

1枚目、バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂です。

2枚目、ジェズ教会の天井画です。写真では伝わりにくいですが、フレスコ画の中に彫刻が組み合わせられていて奇妙な立体感とカオスな空気感が個人的には気に入りました。

3枚目、こちらはイタリア名物カルチョーフィ(アーティチョーク)です。花の一種?野菜?すみません勉強不足です。味は玉ねぎに近いようで、近くない(笑)酸味が少しありクセになります。

4枚目、5枚目授業でフィレンツェへ弾丸日帰りツアーに行ってきました。

 

それでは良いお年を!

チャオ!

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本科がスタートして1ヶ月。語学に苦戦しながらも、楽しみながら頑張っている様子が伝わってきます。斉藤さん貴重なレポートありがとうございました。良いお年を!

ローマから留学レポート【2016年受賞 斉藤さん】

KFC2016で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している斉藤さんから留学生レポートが届きました!

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チャオ!

ボンジョールノ!

サルーベ!

 

こんにちは!イタリアのローマに留学している斉藤純平です。

ジュンペイと呼んでください!

 

私は8月末からローマに滞在しています。なので早くも8週間経ちました。本当に早い!

私がこれから通う予定の専門学校アカデミア・コストゥーメ・エ・モーダは11月27日からの授業開始なので、現在はイタリア語の語学学校に通っています。私が受講している語学学校の内容はアルファベットのA.B.C.D….の読み方から始まりこの2ヶ月で過去形や現在進行形まで学びました。何を隠そう私は日本にいる間イタリア語を勉強することができず(元々勉強が得意ではないので怠けている)ローマに来た際には「チャオ」と「グラッツェ」の二言しか知りませんでした、、、一緒に授業を受けている生徒は、ヨーロッパ圏の人が多く語学の飲み込みの早さには驚かされます(笑)授業中にわからない箇所がある場合は先生が丁寧に簡単な単語を並べて伝えようと試みますが、受講当初の私は簡単な単語すら知らないのでポカーンと口を開けている状態でした。現在は日々少しずつ単語を覚える努力をしていますので、授業にも何とか食らいついているような気がします。※といってもクラスは初級なのでこの先が怖いです。。。

日常生活の方は、去年からこちらに滞在している先輩方(2015年コンテスト特選受賞者)に面倒をみていただき滞在許可証の手続きやアパートの部屋探しなど無事に事を進めています。先輩方には本当に助けられています。来年は僕がお助けしますね!笑

日本は秋になり寒くなっているようですね?ローマは朝と昼間の気温差が10度あるので着るアイテム選びに困ります(笑)夜も朝同様に寒いです。風邪を引きそうな予感、、、体調管理には気をつけたいと思います!

最後にいくつか写真を添付しますので皆さん見てください~

1枚目、アナザースカイを意識してサンタンジェロ城と記念撮影!

2枚目、クラスメイト&先生と休み時間にBarで!

3枚目、ローマで家系ラーメン!?先輩方に教えていただきました!イケてます(笑)

4枚目、ローマのピッツァ。生地が薄いのが特徴で胃が小さい私にとても良心的で美味しい!

5枚目、住んでいるシェアアパートのリビングです。アンティークな家具には重厚感があって絵になります。しかしここは語学学校経由で借りたアパートなのでこれから違うアパートに引っ越します(泣)

 

それではまた次のレポートで!

チャオ!

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斉藤さんレポートありがとうございます。留学をスタートし、新しい環境にも馴染んでいるご様子。これから益々寒くなると思いますので、体調に気をつけて引き続き語学勉強しっかり頑張ってください。

パリから留学レポート【2016年受賞 松永さん】

KFC2016で受賞し、フランスのエスモードパリ校へ留学している松永駿さんから留学生レポートが届きました!

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神戸ファッションコンテスト2016でエスモードパリ校への留学資格をいただきました松永です。

3月〜7月中旬までのエスモードパリ校内の準備コース(パリスプログラム)に参加するため3月末に渡航しました。パリスプログラムは平日お昼からスティリズムとモデリズムの授業が毎日交互にあり、夕方からフランス語授業が2時間組まれている留学生向けのコースです。エスモードはインターナショナルスクールで様々な国に学校を持っているので、日本の東京校、京都校、その他中国から来ている生徒と一緒に授業を受けました。

スティリズムの授業では、パリ市内の歴史的建築物や博物館、教会、ギャラリーなどを散策しました。そこでデッサン、写真、メモを取りながら一冊の旅のブックを仕上げ、最終的にパリ散策からインスパイアされた架空のミニコレクションを作り、デザイン画、ディティール研究、イメージマップやコレクションプラン表などをボードにまとめてプレゼンするものでした。このプレゼンの密度やクオリティを通して希望している専攻にふさわしいかを判断していただきました。

モデリズムの授業では、日本人の先生に授業をしていただき、日本とは異なるボディや体格についてや
一般的な語学学校では習得しにくい服飾用語などをフランス語で教えていただきました。日本と最も異なる点はやはり立体裁断が主な方法という点です。スカート3着ジャケット2着のトワル組みを立体裁断で行いました。

6月には卒業学年(3年生、4年生)の最終展示会やランウェイコレクションも見させていただきました。エスモードパリ校にはレディス、メンズ、クチュール、キッズ、レディスニット、レディスランジェリーなどたくさんの専攻があり展示会は3日間に渡って開催されていました。

6月末にはパリメンズファッションウィークがありました。東京ファッションウィークと異なり、各ブランドが毎回違う会場で行うことが多いので情報網がほとんどない中で会場の情報を追いかけて招待されている方々のファッションを見に行きました。インビーテーションの有無にはとても厳しく、学生でショー会場に入ることはとても難しいかと思います。ですが、外でのストリートスナップは誰もがして良い雰囲気で、トレンドやニーズをリサーチするいい機会になりました。

フランスでは7月から9月までの約2ヶ月間ほど夏休み(バカンス)があるため、フランスの人々は郊外や海外へ旅行に行ったり家族と過ごす時間を増やすなどして、休む時間というものも大切にしているような印象を受けました。百貨店やスーパー、公共交通機関は常時動いていますが、バカンス中はしまっているお店も多くあります。私は7月末から9月上旬まで日本人の講師がいらっしゃる語学学校へ通いました。

9月末には待ちに待ったレディスファッションウィークがあるのでメンズとはまた違った雰囲気を味わえたらと思っています。同時に、私自身の制作にもプラスになることを吸収できたらと思っています。わずか5ヶ月ほどですが、今までと違った経験をたくさんさせていただいており、このような機会をくださった神戸ファッション協会の方々、及び審査をしてくださった先生方、家族に感謝しております。

今回は本コースが始まるまでの内容をレポートさせていただいたので、次回は本コース内容と共に、日本とフランスの違いや日本人とフランス人の違いなどもお伝えできたらと思っております。

 

☆ men’s fashion week 中のスナップです。

 

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松永さんレポートありがとうございます。パリでの新しい生活にも慣れ、いよいよ本科が始まりますね。これからも楽しみながらたくさんのことを吸収して頑張ってください。

ノッティンガムから留学レポート【2015年受賞 日野さん】

KFC2015で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学された日野さんから留学生レポートが届きました!

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2015年ノッティンガムトレント大学受賞の日野美穂です。

先日ノッティンガムトレント大学での留学を終え、無事帰国しました。今回留学を振り返ってみて感じたことを書きたいと思います。

まず語学について、今回海外での生活は初めてだったのですが、イギリスのノッティンガムという場所は私にとってはとても生活のしやすい場所で特に不自由や嫌な思いもすることなく生活することができました。それは周りの人の助けや、優しさがあってのことだったと思います。語学において、本当にまだまだで、語学の大切さを痛感しました。本当に大切です。ビジネスや、学校で学ぶことには語学習得なしにはできないことを実感しました。それとともに、言葉の壁にぶつかって感じたことは、言葉の壁を越えることもできる体験や人とのつながりもあるということでした。地道に頑張っていこうと思いました。

デザインについてですが、ヨーロッパは芸術が文化として尊重されていて、ファッションについても歴史があり土台がしっかりしていることを肌で感じました。そうした背景が学校教育にも反映されており、それは周りの生徒の作品過程に現れていたと思います。そう感じた理由は、完成した昨品だけでなく、作品を作る出発点からその過程をしっかり残していく見せ方、そして完成して終わりではなくそれをヴィジュアルとしてどう残すか、ビジネスに繋がるまでの見せ方などしっかりと身についていたからです。もちろん昨品ありきですが、見せ方によって、その作品がさらに良くなることも、悪くしてしまうこともあるのですごく重要なことで、それを学ぶこと、意識することはとても大事だと思いました。

最後に、今回留学することができ、色々なものを”体験”することができました。それは私にとって、大きなことです。この経験が今後の自分のデザインなどに大きく影響すると思います。そのような機会を頂きありがとうございました。

写真は、今回の留学での作品です。

 

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留学生活では、語学力の大切さを痛感されたようですね。様々な体験をされ貴重な財産を得られたことと思います。今後のご活躍を楽しみにしています。日野さん、貴重なレポートありがとうございました!

 

ノッティンガムから留学レポート【2015年受賞 山本さん】

KFC2015で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している山本さんから留学生レポートが届きました!

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ノッティンガムトレント大学に留学している山本です。昨日ようやくコースが終了しました。今年に入ってから、卒業制作を進めて、あっという間の5ヶ月間でした。

5月くらいからだんだんと気候は暖かくなってきたのですが、朝と夜は絶対ジャケットが必要です。雨が降る日は一日中寒いです。今は早く夏が来ないかなと待ち遠しくしています。

 525日に大学のファッションショーがあり、私と日野さんはロンドンで開かれるGraduate Fashion Week に選ばれ、1週間前に参加してきました。そこでは学校ごとに展示があり、ポートフォリオがズラーと並べてあります。ショーの前に時間があったので、いろんな生徒のポートフォリオを見ていたのですが、どの人のポートフォリオを見ても1人1人にこだわりがあり、見せ方が非常に上手でした。イギリスに来て感じることは、コンセプト作りや、作品の見せ方、ポートフォリオのつくりこみ方が皆んな非常に上手いということです。日本は割と作品自身の丁寧さ、縫製の美しさ、一見わかりにくいところまで細かく作りこんでクオリティに重点を置いている印象があるのですが、こちらは、パッと見のインパクトや、シルエット、作るまでの過程、誰に向けて作っている服なのかがはっきり分かる服、コンセプトもかなり重視しているのかなと思いました。今回Graduate Fashion Weekに参加して、反省する点が非常に多くありました。数えきれないくらいです。今回の経験を生かしてさらに、成長していきたいと思います!これからは就職活動用のポートフォリオをまとめながら、ヨーロッパ旅行したいと思っています。留学生活最後まで楽しみます!

このような貴重な体験をさせていただけて本当に感謝しています。ありがとうございます。

 

*Graduate Fashion Week の写真が『 British Vogue 』に掲載されています。

http://www.vogue.co.uk/shows/autumn-winter-2017-ready-to-wear/nottingham-trent-university/collection

 

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卒業制作とGraduate Fashion Week 参加お疲れさまでした。Graduate Fashion Week に選ばれたのはこれまで全力で取り組んで来られた結果だと思います。この経験は次のステップで必ず活かされると思います。留学生活を最後まで充実させてください。山本さん貴重なレポートありがとうございました!

パリから留学レポート【2015年受賞 水上さん】

KFC2015で受賞し、フランスのエスモードパリ校へ留学している水上誠二郎さんから留学生レポートが届きました!

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エスモードパリ校の水上です。 この度、フランスのブルターニュ地方の「ディナン」で開催された、 FESTIVAL INTERNATIONAL JEUNES CRÉATEURS DE MODE DINANという、若手ファッションデザイナー向けの国際フェスティバル、およびコンテストにて、1つ賞を頂きましたのでご報告します。 若手発掘の学生対象のコンテストで、テーマ自由、ポートフォリオ審査、トワル審査の後、レディースウェア、メンズウェア各5人がノミネートされ、合計7ルックを制作します。立ち見審査とブース審査、ランウェイ審査の後、レディースグランプリ、メンズグランプリ、フランスのエコ団体からの賞、フランスのお菓子メーカーからの賞が与えられます。私はメンズコレクションのファイナリストとして参加しました。 このフェスティバルの全体テーマがSauver la Planète 「地球を救う」というテーマで、 各デザイナーはエコやリサイクルをテーマに1アイテムを作り、自分なりの解釈でエコを考え発想し具現化し、コレクションに組み込むという興味深い項目があり、この度、私はこのテーマの主催団体からの特別賞、PRIX SPECIAL UPCYCLINGという特別賞を頂きました。日本で言えば環境保護部門での受賞にあたるでしょうか。緑色のモッズコートを製作し、別生地に古着のモヘアコートだった生地を使い、リサイクル、地球の限りある緑を表現しました。

また、フランスのお菓子メーカーGavottes のトレードマークであるブルーのレースから、レースの提供を受けてブルーレースを使ったアイテムも作り、同じようにコレクションに組み込みます。 フェスティバルは3日間に渡り行われ、展示会場でのブースと、本会場周辺広場での3回に渡る屋外ファッションショー、本会場の劇場で行われる最終ファッションショー、開催パーティーと閉幕パーティと…毎日イベントだらけで、地方にもかかわらず本当にたくさんの人が訪れ、たくさんの方に作品を見て頂けた機会となりました。フェスティバルとあるように、日本のコンテストとまた雰囲気の違う、お祭りのような雰囲気がとても新鮮でした。 私は10月から4年生としてコレクションの組み立てを行っていた流れで、担任の先生から僕のポートフォリオをこのコンクールに出すよう勧められ、最終的にファイナリストに残ることが出来ました。サイズ感などの違いから、修正にかなりの時間を要し、残り時間わずかの中、実物制作はかなり苦しいものでしたが、こうして賞を頂けた事は嬉しいです。 また、初めてパリ以外の地方へ出向く機会で、ディナンは昔のままの街並みや城壁が残る、とても素敵な所でした。天候にも見舞われ、同じくノミネートされていた同じクラスメイト達と一緒にTGVに乗って、コンテストと同時に旅行気分も味わえました。本当に楽しかったです。パリに初めて来た時には予想も出来なかったような夢のような体験でした。本当に貴重な経験が出来たと思っております。 5月末にはパリ校のJURY FINALを控えており、結果次第で卒業ショーに参加します。このコンテストの反省をふまえ、コレクションを完成させたいと思います。 以下、写真をいくつか添付致します。

一緒に参加したクラスメイトです。

 

コンテストのサイトURLがこちらです。 http://www.festivaldemode.fr

 

以下がFACEBOOKです。新しい情報や写真はこちらにアップされております。

https://www.facebook.com/FIJCMD/?fref=ts

 

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水上さん、おめでとうございます!!

留学中にディナンのコンテストで受賞されて、素晴らしいです!この経験を活かされ今後ますますのご活躍を楽しみにしています。

ノッティンガムから留学レポート【2015年受賞 山本さん】

KFC2015で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している山本さんから留学生レポートが届きました。

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あっという間に3月も後半に入り、ノッティンガムは黄色のラッパ水仙があちこちに咲き、春の訪れをつげています。天気も良くなり、比較的あたたかくなってきましたが、まだ朝と夜はウールコートが手放せません。

学校のスタジオでは卒業制作の最初の締め切りが近づきバタバタしています。全体的に最初の締め切りにギリギリ間に合うか間に合わないかくらいの人が多いように感じます。デジタルプリントをしてる人や、デジタル刺繍をしている人、レイザーカットや、シルクスクリーン、様々な設備が整えられているので、皆、素材に工夫をして唯一無二の生地を作ったり、素材ではなくパターンにとてもこだわっている人もいます。私はやっと一体目がほぼ完成したところです。さらに五体作らなければいけないと思うと時間があっという間に過ぎそうです。

スタジオは平日、朝8時頃から夜の9時頃まで空いており、土曜日は朝9時から3時半まで作業可能です。4月の頭から2週間イースターブレイクがあるのですが、スタジオは2~3日を除けばその休みの間もずっと使うことができ、イースターブレイク以降は日曜日も作業できるようになるそうです。作業する環境はとても整っていると思いました。今は週一回先生にコレクションのトワルを見せフィードバックをもらい、作っていくというルーティンで動いています。だいたい学校に最後まで残って作業しているのですが、最近煮詰まると、週末友達と遊んでリフレッシュするようにしています。今日の夜はケトルソサイアティとお茶を楽しむイベントがあるので、ノッティンガムにもう一つあるユニバーシティオブノッティンガムという大学に行ってきます。洋服のことを深く考えて勉強することも大切ですが、ここの環境で人と楽しくコミュニケーションをとることの重要さも痛感しています。ここでの生活を思いっきり楽しみながら、洋服と語学とコミュニケーション能力も同時に身につけたいと思っています。

最後に、スタジオの写真と、私が疲れてスタジオの机で寝てしまったときに、クラスメイトが日本語で書いてくれたメッセージの写真で終わらせていただきます。頑張ります!

 

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卒業制作で忙しい中でも充実した日々を過ごされているようですね。学校の環境や様子等、貴重なレポートありがとうございました!健康に気をつけて頑張ってください。

ローマから留学レポート【2015年受賞 穴澤さん】

KFC2015で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している穴澤さんから留学生レポートが届きました。

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アカデミア校ローマに留学している穴澤です。今月末で7ヶ月が経ちます。アカデミア校の授業が始まってからは3ヶ月が経とうとしています。
まだ語学もおぼつかないですが、分からない事があればクラスメイトなどが教えてくれたりするので、授業もしっかりと受けられています。
そしてその授業内容ですが、ファッションヒストリー、マテリアル、デザイン画、3D、マーケティング、ファッションヴィジュアル、トレンド、、、と様々です。
ファッションヒストリーは、イタリアに限らずヨーロッパは伝統などを重んじる傾向にあると感じたので最初の頃は週に2、3回の講義を受けていました。
そして、私が通っているのはアルタモーダなので、マテリアルの授業でもプレタポルテではなくアルタモーダ、オートクチュールで使われる生地を重点的に勉強しています。
デザイン画の授業では先生は少し手を加えて見せるだけなので、自分で見て盗まないといけない気がしました。
入学して最初のプロジェクトでは、1人一つのブランドを決められてその歴史などを調べて、もし自分がそのブランドのデザイナーで今の時代に提案するなら、というテーマでやりました。その他にも小さなプロジェクトとかもいっぱい入ってきて、主にみんなの前でプレゼンする機会が日本にいた頃より多く感じられます。僕は他のイタリア人のように決められた時間でずっとしゃべり続けられないので、大事な事をわかりやすく簡単に言うように心掛けています。そしたら長く喋らずとも伝えられると思います。

そして校舎の設備ですが、ボディは1人1台使えるものがありますが、アイロンやミシンなどは一応ありますが何台かしかないように見受けられます。地下にはパソコン室があり全てMacです。他のクラスが授業で使っていない時は自由に使えます。図書室では先生にこういうのを調べたいですと言うとそれに関連する本を出してくれます。コピー機もあるので、授業のない時で作業したい時はよく学校で作業するようにしています。

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語学の習得に苦戦しながらも、授業をしっかり受けて頑張っておられる様子が伝わってきました。穴澤さんレポートありがとうございました!

ノッティンガムから留学レポート【2015年受賞 日野さん】

KFC2015で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している日野さんから留学生レポートが届きました。

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こんにちは。2015年 ノッティンガムトレント大学受賞の日野です。大学での様子や、生活のことなど、お伝えしたいと思います。

まず大学ですが、授業は週に一度先生へのプレゼンテーション形式で、自分が行っているトワル、生地や、イメージビジュアルなどを見てもらい意見をもらいます。それ以外は、自分が作る上で必要なプリントの生地専門の先生や、パターンの先生などを各自選択し、わからない点を教えてもらいながら制作を進めていきます。というのも五月の終わりに卒業ショーがあり、自分のコレクションを作っていくので、それに向けて自分がやりたいことをきちんと形にするために動いていっています。学校の設備も整っていて作業もしやすく、図書館が24時間開いていてすごく嬉しいです。

生活についてはノッティンガムは、私にとってはとても生活がしやすいです。食料品が安く、家から市街地にも近いのですが、都会というわけではないので、とても居心地がいいです。海外での生活は初めてなのですが、やはり色々な国の友達ができることは純粋に嬉しいですし、色々な国の文化を知ることができるのが楽しいですし、それぞれの国の問題を、身近に感じることができ、知ることの大切さ、知らないことの恐ろしさを改めて感じています。そして、建築、芸術に触れヨーロッパの文化の素晴らしさを至るところで感じることができますし、逆に日本人としての感覚、感性、などの特異さ素晴らしさを、同時に感じることができるので新しい発見があり嬉しい毎日です。制作において、全ては自分が何をしたいのか、に尽きるので、大切なことを忘れないように、頑張っていきます。

最後にこの機会を頂き本当にありがとうございます。

 

以上になります。写真は街の中心部の広場と、図書館の中です。

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水上くんに続き、ノッティンガムの日野さんから大学での様子や生活のレポートをいただきました。留学生活を楽しみながら色々なことを感じ吸収している様子が伝わってきます。ぜひ作品に反映させてください。

パリから留学レポート【2015年受賞 水上さん】

KFC2015で受賞し、フランスのエスモードパリ校へ留学している水上誠二郎さんから留学生レポートが届きました!

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エスモードパリ校に留学中の水上です。渡航から来月末で約一年が経ちます。学校生活などをレポートいたします。

現在エスモードの4学年に在籍しており、メンズプレタポルテのコレクション制作を行なっております。入学の学年に関しては、神戸ファッションコンテスト特選入賞時の実力や年齢、経歴などから決めているようで、私は特選受賞時にクリスティーヌ校長から4年生の入学を勧められました。

エスモードは世界各国に学校があり、僕の在籍している4年生には各国で3年生を修了してきた学生達が集まり、それぞれのディレクションに合わせて自由にコレクションを作り上げています。3年時の専攻科もバラバラなので、レディースのプレタをやる子、メンズをやる子…など様々なので、同じ課題を全員で行なって提出する物はほとんどありません。現在は各自のコレクションに向けてトワルを組み、担任の先生にトワルや部分縫いを見せてコメントをもらい、月一回ペースで行われる「ジュリー」という、先生を前にしてフランス語で行うコレクションのプレゼンテーションで成績が決まっていきます。このジュリーでは、まず「デザインに対して」新しいか、新しくないかをはっきりと言われ、コンセプト、加えて全体の雰囲気から細部のディテールまでコメントをもらいます。点数は貼り出され、この点数が成績と学生のモチベーションに大きく関わります。素材の収集、部分縫いや型出しの進度もチェックされます。デザインに対してここまで直球意見をもらえることが嬉しく、迷った時は複数の先生に意見を貰って大いに参考にしています。
私は日本で技術を専攻していたので、モデリズムに関しては概ね評判が良く、トワルの良し悪しもジュリーの点数に大きく関わると思いました。私が過去に日本で在籍していた学校では、そもそも「スティリズム」(デザイン)を教える学校ではなかったこともあり、日本の学生が最終的に作る「課題レポート」とは違い、こちらの学生の作るドシエ、イメージマップなどのクオリティの高さには驚きました。入学年時からデザインについて指摘をもらいながら勉強してきている分、その差は高学年での作品に大きく現れ、どことなく日本の専門学生よりも、市場を見据えた今風の洗練された内容、作品が多いと感じました。
クラスの雰囲気ですが、授業のない日にも毎日学校に来て教室で作業をしている子が多く、全体的にとてもやる気のある学生たちが集まっているように感じます。様々な国から色々な国籍の学生が一つの教室にいますので、フランス語と英語が飛び交うことが多く、2ヶ国語をある程度身につけられる機会だと思っております。どちらもまだまだのレベルで苦戦することが沢山あり、言葉のハンデをかなり感じますが、なんとか乗り越えております。クラスメイトには助けられることが多く、ジュリー前に言葉のチェックなどをしてくれたり、大事なことは英語で確認してくれたりと、クラスメイトにはいつも感謝しております。日本に興味を持っている子が多く、様々な話題で盛り上がれることが本当に嬉しいです。クラスはすごく明るく、笑いの絶えない雰囲気に正直驚いております。長く学生をやりましたが、こんなに賑やかなクラスは初めてです。
現在はフランスで行われるプレタポルテのコンクールに入選し、フィッティングを経て実物製作に入ろうとしているところです。ハードなスケジュールですが、貴重な体験だと思うので、全力で製作に取り組もうと思います。
9月に行われたパリファッションウィークでは、若手ブランドのランウェイをいくつか見ることが出来、またプルミエールヴィジョンにも2回足を運ぶことが出来ました。素敵な体験をさせていただけていることに感謝しております。
添付の写真は校内にあるサンプル室の写真です。クリエイションの幅を広げられるとても便利な場所として活用しております。
 
将来につながる学生生活になるよう、常に緊張感を持って残りの学生期間を過ごしたいと思っております。
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学校のコレクション制作に加え、プレタポルテのコンクール作品制作とハードなスケジュールを全力で取り組まれている様子がうかがえます。明るい仲間との日々の生活が将来貴重な経験になることでしょう。健康に気をつけて頑張ってください。お忙しい中、有意義な情報をありがとうございました。

ローマから留学レポート【2015年受賞 穴澤さん】

KFC2015で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している穴澤さんから留学生レポートが届きました。

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KFC2015で受賞し、現在イタリアに留学させてもらってます穴澤です。こちらに来て4ヶ月が経とうとしています。
7月の末からローマでの生活が始まり、11月の半ば頃までは語学学校に通っていました。やっとこれからアカデミア校の授業が始まります。最初の1ヶ月は、生活に慣れるのに大変でしたが、先輩方にアドバイスを貰いながら恵まれた環境で徐々に慣れて行きたした。生活費は、思っていたよりかからなかったです。東京に住むよりも安いのではと思います。語学学校期間中は、同じくアカデミア校に通っている先輩のコンテストを観にミラノへ行ったり、MICAMの展示会を観に行ける機会があったので観に行かさせて貰いました。新鮮なものが多く楽しみながら、色々なことを感じて日々をおくっています。現在はアカデミア校に向け、ポートフォリオを作ったりして準備を進めています。

最後にミラノそしてアカデミア校の図書室、ローマです。

 

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穴澤さんレポートありがとうございます。イタリアでの新しい生活にも慣れ、いよいよ本科が始まりますね。これからも楽しみながら、たくさんのことを吸収して頑張ってください。

ノッティンガムから留学レポート【2015年受賞 山本さん】

KFC2015で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している山本さんから留学生レポートが届きました。

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ノッティンガムトレント大学に留学中の山本です。こちらに来て早二ヶ月経とうとしています。最初に、この生活を単純に表すと”すごく楽しい”です。当たり前かもしれませんが、日本とは全く違う人、物、環境の中にいるので、毎日外に出てこの刺激を目一杯楽しんでいます。

到着してすぐにパリの旅行があったり、生活するにあたり身の回りを整えたりで最初は非常にドタバタしていましたが、今はかなり落ち着きました。パリの旅行はパリのファッションウィークに合わせて行った旅行です。インビテーションはなく自分たちで会場に突撃する感じなので、今回ファッションショーは残念ながら見ることができませんでしたが、パリの生地屋、ヴィンテージショップ、話題のセレクトショップや街の人々が素晴らしかったので、それだけでもかなり自分の中の引き出しを増やすことができたと思います。

大学は、授業や講義はほとんどありません。自分でスケジュールを立てて期日までに進めていく必要があります。トワルを組んだりパターンをひくのに先生のアドバイスがほしいときは、事前に予約すれば教えてもらうことができます。だいたい週に一度か二度くらい卒業コレクションとコンテスト(最悪二つは出すことが必須)のミニプレゼンテーションを先生に行い、フィードバックをもらう時間があります。そのレクチャーは5-6人のグループで行うものなので、一人一人先生にしっかり指導していただけます。グループの生徒からの意見も聞けるのでとても勉強になります。自分もそこではちゃんと発言しなければいけないので、予め言うことを英語でまとめておく必要があります。また、皆コンセプトやイメージ集めに多くの時間を割いて掘り下げており、その考え方や発想を共有できる時間でもあります。クラスには留学生もたくさんいて、様々な国から来た学生と話をするのは本当に面白く、日本から来た私だからこそ表現できるものは何かということを考えさせられます。
今は卒業コレクションとコンテストに向けてのイメージとトワルを作成中です。ミシンやアイロン、作業台があるスタジオには自由に出入りできますが、1年生も2年生も同じスタジオを使うので、机が占領されて全然作業ができない日も多々あります。図書館は24時間出入りでき、本もとても充実しており、パソコンにはフォトショもイラレも入っているので、作業できない日は図書館にいることが多いです。
ここにくるまでこんなに授業がないと思っていなかったので、スケジュールを組むのが苦手な私はまだこの漠然とした自由な時間に少し戸惑っています。期日さえ守れば、いくらでも手を抜けるし、追い込もうと思えばいくらでも追い込める、限られた時間をどう過ごすか、日々自分との戦いです。語学の壁もまだまだ払拭しきれていません。この二ヶ月、言葉も含めて慣れないことの連続で何度も間違えたり、失敗したり、恥ずかしい思いをしました。しかし、失敗してもいい!と開き直って前に進むことが大切なのかなと最近実感しています。自分への課題が山のようにありますが、焦らず、気負わず、努力を惜しまず、頑張ろうと思います。
年明けからはコンテストやコレクションに向けての怒涛の日々が待ち受けていると思うので、学校の開いていない冬休み一カ月間はヨーロッパ旅行しつつ、日本に帰りつつ、刺激をうけながら、じっくりコレクションの方向性をかためていきたいと思っています。

明日はロンドンの生地屋に行ってきます。ノッティンガムには生地がほとんどないので。

写真はロンドンの写真と今日の立体のワークショップの様子です。このワークショップは年に1回日本から佐藤慎権(さとうしんご)さんというパターンのスペシャリストを招いてレクチャーを受けるというのものです。佐藤さんは日本でも教えつつ、ヨーロッパの有名な学校でも特別講師としてパターンを教えていらっしゃいます。今日の授業もとても簡単で分かりやすく楽しかったですし、ここで日本の方に会えたことが非常に嬉しかったです。

最後になりましたが、こんな貴重な体験をさせていただけていることに心から感謝しています。本当にありがとうございます。

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山本さんレポートありがとうございます。留学をスタートし、新しい環境に刺激を受け、楽しみながら前向きに頑張っていらっしゃる様子が伝わってきました。これから特に寒さも厳しくなると思いますので、体調に気をつけて頑張ってください。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞 西さん】

KFC2014で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学していた西麻衣さんから留学生レポートが届きました。

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ご無沙汰しております。イギリスのNTUに留学しておりました西です。

 5月末に学校内で開かれた卒業コレクションの発表が無事に終わり、6月初旬にロンドンで開催されるイギリス中の選ばれた学生が参加出来るGRADUATE FASHION WEEKに参加してきました。このショーは先生が選抜を選ぶのではなくGRADUATE FASHION WEEKの委員の方によって選抜が決まるようで、参加者発表の時はクラスのみんながそわそわとしていましたが、前年度同様に神戸ファッションコンテストからの留学生2人(阿部くんと私)も参加することができました。
  参加することが決まってから当日までは一週間もなく、あれやこれやと先生からの指示で作品の変更や、また新しい作品を作るざる終えない友人もいて、本当に毎日が慌ただしかったです。私たちの学校からは2人がGRADUATE FASHION WEEKでアワードを取ったようです。
  GRADUATE FASHION WEEKは本当にイギリスでは影響のある卒業ショーのようで、企業からのオファーや海外の学校からのオファーもあるので、このGRADUATE FASHION WEEKに出ることの凄さを出演した後もひしひしと感じております。
  こちらがGRADUATE FASHION WEEKに参加した時の写真です。
 留学を終えて、一番感じたのはもっと英語を勉強しておけば良かったと思いました。私の場合運良くクラスメイトにも恵まれており、聞き取れなかったところは後で紙に書いてくれたり、移動教室で分からない時は、一緒に行こうと声をかけてくれ、提出物や期限日などの重要な内容は改めてメールで知らせてくれるなど本当に親切で、友人にはとても感謝しております。
  今回の留学でとても勉強になったことはポートフォリオの制作です。海外の服飾学生のセンスの良さや、コンセプトからのデザイン展開などどの学生も本当に内容の濃いポートフォリオを作っており、そのことについて相談したりアドバイスをお互いに言ったりすることがとても良い経験になりました。
  これから留学するみなさんも語学勉強と制作と忙しくなると思いますが、必ず次ぎに繋がるものがあると思いますので、頑張って下さい。

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 ノッティンガムの西さんから留学を終えた感想等を含めたレポートをいただきまし た。語学の製作について大変さが伝わってきました。これからは次のステップに向かって、今回の経験を活かしていただければと思います。これから留学を目指している方もぜひ参考にしてく ださい。

パリからの留学レポート【2015年度受賞 橋さん】

KFC2015で受賞し、フランスのサンディカ校(クチュール組合学校)への留学準備中の橋七夏海さんからレポートが届きました。

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サンディカ校に留学します、橋です。

少し早めに渡仏し、今サンディカ校に入学する前にフランスにある語学学校「アリアンスフランセーズ」に通っています。この学校は日本にもあるとても大きな学校です。クラスの雰囲気はとてもいいです。ほぼ全員違う国籍の人が集まっており、英語が苦手な私も頑張ってコミュニケーションを取っています。年齢もバラバラで集まっている理由も様々でとても楽しいです。

現在、ホームステイをしています。とても親切なフランス人で、私のめちゃくちゃなフランス語を直してくださったり、買い物に一緒に行って、いろいろなことを教えてくれました。とても新鮮です。スーパーには見たことのない野菜が並んでいて、日本でお馴染みのモヤシとかを見るとほっとします。(笑)

先日すごい量の雨が降ってセーヌ河が氾濫ました。日本でもニュースになっているようでびっくりしました。私の住んでいる地域は全然大丈夫でしたが、郊外の被害がすごいらしく野菜の物価が上がりそうです。

渡仏後2日目に、一人でエッフェル塔に上ってきました。すごかったです。

書くことがいっぱいあってなかなかまとまらないですが、これからしっかりレポートを書いていこうと思います。

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 パリの橋さんから留学準備中の様子のレポートをいただきました。渡仏後のわくわく感が伝わってきます。秋からのサンディカでの留学に備えて言葉の習得は非常に大事なので、多くの人とコミュニケーションを取りながら授業についていける語学力を身に着けてください。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞西さん】

KFC2014で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している西麻衣さんから留学生レポートが届きました。

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ご無沙汰しております。Nottingham Trent Universityに留学中の西です。

来週の木曜日(5月26日)のshowに向けて、ここ1、2ヶ月は月曜日〜日曜日まで毎日学校に缶詰状態で、何かと慌ただしい毎日を過ごしております。

入学当時に比べるとクラスメイトとも毎日会話するようになり、お互いの制作の意見なども話すようになりました。また、講義が別の教室である際にはクラスメイトが、声をかけて連れて行ってくれ、課題提出日も後日改めてメールで教えてくれるなど、友達には恵まれた環境の中で学生生活を送れています。

日々の生活では、食事は基本的に毎食自炊をしております。とは言っても疲れすぎてお弁当を作ることをうっかり忘れてしまった時には、学校内のカフェや食堂で2~4£(約350円~700円)で昼食を取ることが出来るので食事面では困ったことはまだありません。

現在はフラットシェア(日本で言うシェアハウス)で各自一部屋あり、バスとキッチンは共有といったかたちで生活しておりますが、生活リズムが少しづつお互いに違うので、各自使いたい時に使えているので毎日スムーズに生活出来ております。

最後に少し前ではありますが、2月に行ったパリでの写真で終わらせていただきます。

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ノッティンガムの西さんから、留学生活の様子についてのレポートをいただきまし た。留学生活も終盤に突入し、卒業制作等で毎日忙しくしている様子がうかがえます。今後、デザイナーとして活動していく上での貴重な財産になると思いますので、これからも素敵な仲間をたくさん作ってください。これから留学を目指している方もぜひ参考にしてく ださい。

パリからの留学レポート【2014年度受賞 淺野さん】

KFC2014で受賞し、フランスのサンディカ校(クチュール組合学校)へ留学している淺野友行さんから留学生レポートをいただきました!

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こんにちは。
サンディカに留学中の浅野です。
パリコレシーズンと学校の課題が落ち着き、またすぐに最後の課題にうつっています。
サンディカのデザイン提出は大抵の子がA3のしっかりまとめられた作品とA4の軽く100はこえるデザイン過程のファイルを持って提出します。Technique de montageの授業ではクラシックな手縫いのテーラーなどを学びます。時間がとてもかかりますが、学んだことの無い授業なので、とにかく学べるものは吸収しています。


フランス語では伝えたくても伝わらないことが多々あり、課題の多いサンディカではフランス語を勉強する時間もありませんので、なるべく日本で勉強してくることをおすすめします。

また僕の場合は幸運にもアンダーカバーで、パリコレの手伝いを前回に引き続きやらせていただき、色々と大変なことや忙しくて準備不足だったりはありますがとても充実しています。クラスの子も優しい子が多く色々と聞きながら授業をうけてます。

また齋藤さんがサンディカにきてくださって校長先生と一緒に写真をとらせていただきました。齋藤さんにはお食事に連れて行ってもらったり貴重な話をさせていただいたり、パリのお父さんです。とても感謝しております。

最近神戸の受賞者である阿部くんと西さん、それと同じパリの絵里子さんと集まることができ、近況を話し合いました。留学してからも現地で集まることができるのは嬉しいですね。

最後にとても嬉しいことにアンダーカバーのデザイナー高橋盾さんと写真をとらせていただいた時の写真をのせます。本人から許可をもらえました。パリで活躍するデザイナーを間近で見ることができ、とても刺激をもらえました。

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充実した日々、時間を過ごされているようですね。阿部くん、西さん、椎尾さん、淺野くん4人の写真もありがとうございました。みなさんの元気そうな姿を見れてほっとします。また、齋藤先生のあたたかいお心遣いには本当に感謝ですね。淺野くんありがとうございました。


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