第45回 神戸ファッションコンテスト2018

ローマから留学レポート【2016年受賞 斉藤さん】

KFC2016で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している斉藤さんから留学生レポートが届きました!

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チャオ!

ボンジョールノ!

サルーベ!

 

イタリアのローマに留学しているジュンペイです!

 

まず始めにご報告です。11月6日をもちまして無事に学校を卒業することが出来ました!!

ホッとした気持ちと共に、支えてくれた人たちのおかげでこの1年間濃密な経験をできたことに感謝の気持ちでいっぱいです、、、泣

 

前回から引っ張っていた卒業制作の流れを説明させていただきます。まずインターンを終えた8月からパターンと仮縫いの制作が始まりました。制作するデザインは既に6月上旬のプレゼンテーションで先生と決めています。(バレンティノのプロジェクトとインターンの関係上制作開始が8月からとなりました)8月の約15日間は夏休みで学校が閉まってしまうので、提出日の10月22日までの約2ヶ月間でミラノのファッションショーで歩かせる6体を作るようなスケジュールとなっています。最終フィッティングの他に約2週間に一度のペースでプロのモデルに来ていただきフィッティングを行いました。

制作タイプは大きく分けると2つあります。自力で作るジャパニーズタイプ又は外注タイプです。1つ目のジャパニーズタイプは名前から推測できる通り日本人の先輩方が行ったタイプで、私も最初このタイプで挑むつもりでしたが10月中旬に提出に間に合わないと判断して1体外部にお願いして作っていただきました(笑)他のクラスメイトは2つ目のタイプです。

私が始め自力ジャパニーズタイプを選んだ理由はただ一つ、それはお金の問題です。シンプルに6体全てを外部にお願いする金銭の余裕がありませんでした。もし経済的に余裕があったら絶対に外部にお願いしていたと思います。その理由が2つあります。1つは刺繍やプリントなどのニ次加工やアクセサリーの提案に大きく力を入れられること。2つ目はポートフォリオの制作にも力を入れられることです。私の力不足でもありますがもう少し衣服の制作以外に時間が作れれば、上記のニ次加工やアクセサリーにもっと力を入れたかったです。

ジャパニーズタイプをして良かった点もあります。まず学校から高い評価をいただきました。私は制作のために毎日学校に朝早くから閉まる直前まで作業をしていた(ジュンペイは学校に住んでいるのかと噂されるほど)ので多くの先生、多くの生徒たちから声をかけていただいてそれがモチベーションに大きく繋がりました。それと制作する過程で仕様の変更なども自由に出来ることも利点です。私の場合前回のレポートでも述べていますが、次の代に入学する日本人留学生たちにもサポートをしてもらったので本当にギリギリのギリギリでファッションショーに出せる形になりました。

 

10月26日にミラノでファッションショーを終え、文頭にも書いた通り11月6日に卒業プレゼンテーション(内容は卒業制作の説明)を終えその日に卒業証明書を受け取り卒業しました。

今は過去に作ったポートフォリオと卒制のポートフォリオをまとめながら就職活動中です。これから先は何が起こるのか全く想像がつかないので、面白いアクションを起こせるように?大きなチャンスを掴めるように?気を抜かず準備するつもりです。

 

皆さんも留学という名の修行に勤しんでください!!

 

今回の写真で振り返ろうのコーナーは卒業制作のまとめで、ファッションショーと学校でのフィッティング風景です。

 

 

それではまた!

チャオ!

 

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ご卒業おめでとうございます!卒業コレクション制作お疲れさまでした!大作に感動しました!今週末に、第45回神戸ファッションコンテスト2018最終審査会が開催されます。次なる留学生に大きな刺激になることでしょう。今後のご活躍を楽しみにしております。斉藤さん、貴重なレポートありがとうございました!!

エントリー#15 原島 絵美/Emi HARASHIMA

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原島 絵美   Emi HARASHIMA

(文化服装学院   Bunka Fashion College)

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about My affection

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移りゆく時代、変わる環境、失われゆくもの、そんな中で自分の慈しみの気持ちはどこへ向けられているのか。犠牲を生みながら便利になる私達の生活、豊かさとは何か。経年劣化により減る古着、生きる場所を失う野生動物たち。大切なものはもっと身近にあると考え、自分で古着を作り、メッセージを込めたオリジナルプリント、刺繍で表現。

 

In a transitioning era with changing environmental conditions and uncertainty where does one direct our sense of affection and love?

 

In our lives, there is abundance of convenience but at what cost?

 

Used clothes end up in landfill only to harm the environment and cause wild animals to lose their natural habitat.

 

The important element is make used clothes by oneself which contain a message, expressing one’s own ideas through original prints and embroidery.

 

エントリー#14 野中 優/Yu NONAKA

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野中 優   Yu NONAKA

<theme>

Naked Tribe Goes Decorative

<concept>

パタゴニアに19世紀まで存在していた、非常に珍しい文化を持つ裸族、“ヤーガン”

冷えきった凍土で、「寒いからこそ服を着ない」という考え方を持ち、体には動物の油で作ったグリースを様々な柄に塗りたくることで寒さをしのいだ。

 

現代の人間には考えられないような代謝を持ち、寒い気候でも高い体温を保っていられたという。

彼らの風変わりな文化を現代版のタウンウエアとして再構築するため素材はテクノ感のあるアクリルやポリエステルオーガンジーを使用。

パタゴニアの凍てつく大地を装飾的なアクリルパーツと大地の隆起をイメージしたプリントのオーガンジーで表現し、山々を旅するような軽やかでスポーティーなレイヤードスタイルに表現した。

アクセントカラーにはヤーガンや自然をイメージした色を取り入れた。

 

Yaghan-The unique naked tribe which has been already extinct in 19th Century, arctic Patagonia.

They lived with distinctive and unusual habit that the weather was cold therefore they didn’t wear clothes. Their extremely high metabolism kept Yaghan people alive on the frozen ground, and they drew various kinds of stripe patterns on their body with grease which was extracted from animal bodies to help their body temperature keep warm.

Reconstructing their strange culture as modern street wear, I used acrylic transparent board and polyester organza. Laser cut acrylic motifs and texture printed on organza is inspired by Patagonian frozen, steric land and hypsography.

I wanted to do something sporty and “tech”-ish with this collection so those transparent materials layered with ribbed knit items add lightness and futuristic vibe to the collection.

エントリー#13 都梅 誠/Makoto TSUBAI

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都梅 誠   Makoto TSUBAI

<theme>

るすばんちゅうのふぁっしょんしょー   Fashion show at home

<concept>

男の子として育てられた自分(4歳)が泣いてまで着たかったお姉ちゃんのバレエの衣装を着たときの写真から今回のコレクションをスタートしました。

4歳の頃に感じていた、好奇心や現実と空想の区別が曖昧な空間と現在の自分の思い。

交わらない自分の中の2点を重ね、そこに現在でもなく、過去でもない、「永遠」を見つける試み。

 

服からストーリーを感じてもらい、ファッションの楽しさや社会に対しての疑問を伝えたい。

 

For this collection, I focused on a photo of me when I was four years old as a boy.

The photo was of me wearing my sister’s ballerina costume, after crying about my desire to wear it. Reflecting on that picture, I realized that I used to have a primitive curiosity, and that I had a difficult time differentiating between fantasy and reality.

But now as an adult, I have a different point of view.

I want to challenge myself to search for eternity between my four years old self and my adult self and expressing this through my designs.

 

I want society to question why fashion fascinates some people through my story.

エントリー#12 都築 悠/Yu TSUZUKI

<designer>

都築 悠   Yu TSUZUKI

(文化服装学院   Bunka Fashion College

<theme>

My Parametricism

<concept>

建築家Zaha Hadid の流動的建築から発想。

立体を断面の連続として捉え、2d→3dに変換し、身体に対する流動的な立体造形をする。

シルエットは連なる生物の骨と建築から発想。

テクスチャには、建築に近いアクリル、衣服に近い合成皮革をそれぞれ用い、レザーカットを施す。

建築とファッションの違いを見つける実験的試みである。

 

I thought from the fluid architecture of architect Zaha Hadid.

I treat the solid as a continuous section, convert it from 2-dimensional to 3-dimensional, and create a 3-dimensional fluid model.

The silhouette gets inspiration from the architecture and bones of life forms.

Acrylic close to architecture, synthetic leather close to clothing, applied to materials and laser cat are applied.

This is an experimental attempt to find the difference between architecture and fashion.

エントリー#11 塚原 達也/Tatsuya TSUKAHARA

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塚原 達也   Tatsuya TSUKAHARA

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想い宿る衣服   the seat of the soul

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コンセプト

過去に築かれた様々な素晴らしい技術や知識、芸術、文化を知り現代的で新しい物事と合わせ見ることでより良い未来を創造する。

 

ターゲット、シチュエーション

日本らしさを体言できる凛として女性ドレスアップし世界に脚光を浴びる際に身に纏う上質な衣服の創造を目指す。

 

使用素材

シルク(ビスコース、オーガン 等)コットン(レース等)ポリ(チュール等)その他 etc…

上記の様々な素材感をイタリアで学んだクチュール技術を取り入れアレンジし製作する

 

コレクションテーマ

日本の誇る壮巌な建造物『日光東照宮』。東照宮を構成する様々な彫刻や造形美からイメージした刺繍や装飾を施したドレスコードのコレクションをデザインしました。日本の魂を宿したドレスを制作する事で私は、『東洋の美徳』を現代的に表現できるデザイナーになります。

 

Concept

Imagine a better future by knowing various wonderful technologies, knowledge, arts, and culture built in the past and combining it with contemporary new things.

 

The Collection Theme

Nikko Toshogu Shirine-Japan’s grand Sinto shrine designated as World Heritage.

Its various kinds of sculpture and formative artwork has inspired me to design embroidery and decoration for dress code collection.

The dresses, in which the Japanese sprit stays, is ready here to spread the brand-new figure of “Modern oriental Virtue” to the world.

エントリー#10 タン ヒュマン/Tam Hiuman

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タン ヒュマン   Tam Hiuman

(文化学園大学   Bunka Gakuen University)

<theme>

CHRISTMAS TRUCE

<concept>

クリスマス休戦のストーリーからインスピレーションされ、デザインしました。

国のため、兵士たちが戦場で敵と戦うことは残酷だが、“聖の夜“ クリスマスになると国の利益より人間として心から望む平和が明らかに、そして自分一人で思ったことではなく、軍隊の戦友、さらに敵軍も同じく平和を望むことで、平和なクリスマス休戦ができ、共に祝いました。それは、人間とクリスマスの魅力であると思います。

 

第一次世界大戦に軍用生地として使用された、帆布、バーバリー、ギャバジンなどを使用し、一方、紅、緑とタータンチェックの生地でクリスマスの平和と喜びを表現したいです。

 

I designed a concept that is from the story of “Christmas Truce.”

Solders are meant to fight for their country. There are wars and they have to hunt or kill their enemies. But the solders who were fighting in WWI during the first “Holy Night”― Christmas, unauthorizedly prioritized peace and the hope for truce are over any benefits they night possibly get for their country, put down their weapon and had an agreement to pause the fight. Two warring sides were even truly having a peaceful and joyful Christmas Night.

 

The fabric I use can. Also be seen in WWI military. Such as canvas, Burberry and Gabardine. For Christmas I use Red and Green and Tartan which inspirit by Christmas decoration to represent the joyful of Christmas.

エントリー#09 滝田 成実/Narumi TAKITA

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滝田 成実   Narumi TAKITA

(杉野服飾大学   Sugino Fashion College)

<theme>

Fermented Scenery (発酵した景色)

<concept>

発酵した景色とは、時間を経て形作られた風景、ものを意味します。人間の手が加えられたものではなく、奇異で目立つことのない、無意識な自然の経過です。私は、そういった自然に作られたものを、コピーではない人工的な表現へ用いました。

彩度が低く、光沢の強い生地を多く使用することで、温かみのない、より人為的な印象になります。

 

By fermented scenery I mean the scenery and natural creatures formed with the lapse of time. This is the progress of nature that does not stand out nor is touched by humans but is unnoticeable. In this work, these natural creatures are not intended to be copied but rather artificially expressed.

Dark-toned, shiny fabric gives cold, artificial impression.

エントリー#08 シン カ ヤン/Sin Ka Yan

<designer>

シン カ ヤン   Sin Ka Yan

(文化服装学院   Bunka Fashion College)

<theme>

点・線・面 「構成」   Dots・Lines・Surfaces “The Constitution”

<concept>

今回は、この世の構成と自然の関係についての思いを表現したいです。それに対して様々な技法、例えばニットワークや絵画などを服に入れてみたいと思います。

私のデザインは、最初2つのキーワードからです。それは「アトム」と「ゴッホ」です。

この世の全てはアトムで組成されています。無数のアトム(点)が線に、そして線が表面に成ります。

それは全美な自然、規律的な静粛です。そして、その規律は時間と共に存在しながら、時間の「檻」に縛られない存在でもあります。世界が時間に変化されても、この規律は変化されません。そして、「絶対的な自由」が存在することを証明してくれます。

以上の特徴から、私はゴッホの作品を思い出しました。あの点・線・面の運用の全壁さ、表現の自由さ、そして、自由と世界への恐怖心など. . . 今回自分の作品に不可欠な要素だと思って、自分のやりかたで作品のデザインに取り組んでみました。

更に、「自然」という要素を表現するに当たって、今回は天然素材で製作します。

 

My project aims as expressing my feeling regarding the relationship between natural and composition of this material world by using painting, knit work and etc., as features of my design.

This idea came up to me under 2 key words : “Atom Arrangement” & “Van Gosh”. As we know, our material world naturally formed by various atom arrangement pattern. Numerous of atoms (dots) gathering, forming into line and lining up into sur face. This natural order provides me senses of quite, calm and pure.

Never the least the natural order has the power to free from “time”. Al though our world is controlling under “time”. We con not resist to the flow of time. The concept of how atoms (dots) form this world (surfaces of material thing) world never be changed. It is a proof showing me that “Perfect freedom always around this world.”

And since I think works of Van Gosh shore the feature of how dots, lines and surfaces working perfectly together in expressing meaning. Thus, I tried to add his works in to my project. I hope that can able me to express my feeling : natural, pure, freedom, and fear of freedom indeed.

エントリー#07 佐藤 百華/Momoka SATO

<designer>

佐藤 百華   Momoka SATO

<theme>

Pagan Poetry

<concept>

アメリカの一部地域に居住するアーミッシュ。若者が俗世で暮らし、自分の生き方を決める旅に出るラムスプリンガと呼ばれる期間に着目。厳粛な生活を送ってきた彼女たちが、都会に出て様々な人やカルチャーを知る。どちらの世界も知った彼女達の感覚をイメージし、アーミッシュのユニフォームをベースに、ユースカルチャーを織り交ぜデザインした。

 

“Amish” lives in some parts of America.

Focusing on the period called “Rumspringa”, young people live in a worldly life and go on a journey to decide their nay of life.

They have been living solemnly, going to the cities and knowing various people and culture.

I imagined thein senses that both world knew, I designed interwoven youth culture, based on the Amish uniform.

エントリー#06 齋藤 利保/Riho SAITO

<designer>

齋藤 利保   Riho SAITO

(文化ファッション大学院大学   Bunka Fashion Graduate University)

<theme>

MANATY TRIP

<concept>

まなてぃという本名とは無縁の名前と見た目で

“邪なイメージ”を持たれがちな私の現実逃避。

TRIPには3つの意味があり

・私が旅行をした「TRIP」

・ステージ観てトぶ「TRIP」

・LSDでトぶ「TRIP」

これらが入り混じった

サイケデリックに歪んでいて、朽ちていくのに

煌びやかで華やかな中毒をまなてぃのフィルターを通して

ビーズ刺繍や再構築した服やニットで表現しました。

他人から見られるイメージと本当の自分とのギャップをこの服で感じてもらえたらと思います。

 

The name Manaty is my nickname. It is a concept of my ‘evil image’ and reflects in my looks which I sometimes use as an escape from reality.

 

TRIP has three meanings

・The “TRIP” where I traveled

・The high feeling I get when I look at a concert stage “TRIP”

・The LSD “TRIP”

 

These three mixed together to me become psychedelically distorted, decaying glittery and ornate addiction. Placing myself, Manaty, on this TRIP I want to express this feeling with bead embroidery, deconstruction and original knit fabrics.

I think that you can feel the gap between the image seen by others and the true self with this clothes.

エントリー#05 桑山 竜太朗/Ryutaro KUWAYAMA

<designer>

桑山 竜太朗   Ryutaro KUWAYAMA

(文化服装学院   Bunka Fashion College)

<theme>

RESPECT

<concept>

女性の身体をリスペクトし、女性の身体を活かし、全体的にタイトなシルエットで美しさと肩を強調し、女性としての強さを表現しました。

今回、使用する生地は、色見にこだわりました。

共通して使用する素材はチュール、女性の肌に月光が優しく反射している様をイメージし、青白くやわらかなチュールをチョイスしました。

そのチュールに黒いラインをデザインしながら縫いつけていきます。

 

The concept of my project is “Respect women’s body.” By referring to the natural beauty and features of woman body. I designed and made these outfits to express how “strong and beautiful every woman can be.”

This time, I selected and used full fabric, By covering surfaces of my outfits in white and blue colored tulle, Once light hits the surfaces it will be reflected like ‘moonlight hits on women’s skin.’

エントリー#04 加藤 大地/Daichi KATO

<designer>

加藤 大地   Daichi KATO

(エスモード・ジャポン 東京校   ESMOD Japon Tokyo

<theme>

興奮の余韻   Lingering excitement

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事が終わった後も残る風情や味わい。

覚め切らない興奮を静めようとする気持ち。残り続ける高揚感と湧き上がる虚無感。高揚感と虚無感の間にある心の様子。

対照的な感情を表現するため、使用した素材は、ギャバジンやオーガンジー。

また、生地にビジューを施すことで、覚め切らない興奮を表現し、透ける生地を重ねることで、2つの感情を表現した。

 

Taste and flavor that still remains even after the thing is over.

Feeling to settle down the excitement which still remains without perfectly calm. A sense of exaltation that keeps remaining and a sense of emptiness that springs up. The state of the minds that exists in between a sense of exaltation and a sense of emptiness.

To express contrastive emotions, the fabrics used are Gabardine and Organdy.

And, I expressed “the excitement which still remains without perfectly calm” by applying the bijoux to the fabric, and also expressed the two emotions by overlapping the transparent fabrics.

エントリー#03 岡本 将宗/Masahiro OKAMOTO

<designer>

岡本 将宗   Masahiro OKAMOTO

(香蘭ファッションデザイン専門学校   Koran College of fashion Design)

<theme>

ミリタリーに花   Flower to Military

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戦闘服に花を咲かせる。

戦えなくして美しさをめで、笑い合おう 戦意は喪失し皆手を取り合い踊るだろう

服の中で形成されたポピーのオレンジの輝きは笑顔を誘うだろう

緊迫した世界中の人々がそう感じられるミリタリーを提案したい

MA1、N3Bで使用されるナイロンツイルを選択

生地をスラッシュし花を溢れさせ、スモッキングでつまみ花を咲かせる

 

Make flowers bloom on combat uniforms.

Make people unable to fight and let them love beauty laugh together.

They’re lose the will to fight and hold hands each other to dance.

I don’t feel like to wear combat uniform in daily life.

Because it is contrary to happiness, beauty, and our natural feelings.

Make flowers bloom on combat uniforms.

Poppy’s orange glow which is formed on the uniforms will make people smile.

I’d like to propose the military clothes which will make the people

In this tense world have such feelings.

エントリー#02 江上 千晴/Chiharu EGAMI

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江上 千晴   Chiharu EGAMI

(ここのがっこう   Coconogacco)

<theme>

FILL THE GAPS OF CLOTHES

<concept>

今スマートフォンは人間の身体の一部となっていると感じました。

AIの進化が進む中、人間は身体を拡張しモノと共存していく未来なのであれば服がどのような進化を遂げるのかを考えました。

服装史から西洋⇔東洋、立体⇔平面、身体の締め付け⇔解放=ボーン⇔ジャージのキーワードをデザインに入れ、服の隙間を埋めて骨組みを作り新たなシルエットを作りました。

素材は軽さを出すためネオプレーンを使用しました。身体の筋のような動きのあるデザインにするため斜線で描く千鳥格子をデジタルプリントしました。反撥素材の特徴を生かしキルティングで凹凸のある質感を出しました。

 

I think that the smartphone becomes the parts of body now.

I turned into a human being expanding the body in the future, and coexisting with a thing while evolution of the AI advanced, and I think about what kind of evolution clothes accomplish.

I made a new silhouette based on the Western ⇔ Orient, three-dimensional ⇔ flat, a keyword of the clamping ⇔ liberation = born ⇔ jersey from history of clothes by filling the gap of clothes, and making a framework

The material is neoprene. I printed a cross-woven lattice to picture with a slanted line to make a design with the movement such as the physical line digitally.

I made use of a characteristic of the repulsion material and served the feel of a material with the irregularity at the quilting.

エントリー#01 岩崎 美鈴/Misuzu IWASAKI

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岩崎 美鈴   Misuzu IWASAKI

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MICRO COSMOS

<concept>

人間のことを宇宙(cosmos)になぞらえて、ミクロコスモス(micro cosmos 小宇宙)と表現することがある。人間の身体、精神の秩序構造が、宇宙の秩序構造に似ているとの観点から生まれた概念だ。

こうした概念からインスピレーションを受け、人が持つ内なる宇宙、すなわち人間が本来持つ宇宙のような神秘性とエネルギッシュな生命力を表現する。

 

近年、自殺がとても多いように感じます。誰もが孤独と空虚に押しつぶされてしまいかねない時代に、一人一人が特別で、美しい光を放つ星がひしめく大宇宙にも通じ合う存在なのだと、伝わるような作品を作りたいと思いました。

 

There is a term in western philosophy that designate man as “micro cosmos”, regarding human beings as micro cosmos, “a little world”. It refers to the ancients’ idea that human body is constructed by the same fundamental particles that the universe is created and is defined as a miniature of the universe.

The concept is inspired this feature of micro cosmos which is reflected in the design, expressing the mystique nature and energetic vitality that human beings have.

 

A number of people choose to take their own life today, which I believe is more than it was used to be. There might be more moments in everyone’s life when we feel isolated and empty. I express in the design that each of our lives is as important and beautiful as we can be connected to the universe full of galaxies for all of us living in modem society.


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