第45回 神戸ファッションコンテスト2018

パリ 2011.12

みなさまこんにちは。スタッフKです。
KFC2011最終審査会も無事終わり、ほっと一息、、、、という間もなく、受賞者の留学準備や来年のコンテストに向けてすでにスタートしています!
今日はKFC2010の受賞者、パリの伊藤さんからレポートが届きました!
海外にいるからこその意見だなと思いました。
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こんにちは。お久しぶりでございます。パリの伊藤です。
神戸ファッションコンテスト2011が終わりましたね。
まずはじめに、受賞者の方お目出度う御座います。
これから皆様が世界でご活躍されることを願っております。
さて、こちらの方は、サンディカの本科授業がが始まりました。
授業としては、発想のプロセスがとても良い勉強になっています。
発想に至るまでのプロセスというのは僕自身がとても重点的に行ってきたので、決して語学がままならぬとも補えるレベルまでに至りました。
ただし、僕が居るのはパリということで、やはり個人的に勉強している部分は非日本的観点です。全てにおいてどうしても日本と比較してしまう癖は否めないところです。
多くの表現者を生み出してきたこの国フランスでは、啓蒙主義の名残であろうか、やはり回帰的であると捉えることが出来ました。
だからこそ生まれる本質的で美しい物。
詰まる所、まさにフランス人の突出した文化からくるものではないかと思います。
日本人の場合、概ね論理的思考から判断していますが、フランスの場合それとは違う方面から汲み取って表現しているのではないか、と。
宗教の違いでこれほどまでに様々な文化が発達するパワーを感じています。
兎に角、色々な事を考えながら、様々な事を学んでいます。
現在は個人的にミニコレクションが出来るくらいの体数をステップバイステップで進めています。個人的な別の仕事と重なってしまい、実の所作業が少しだけ止まってしまいました。
前のレポートで気合い入って作品をレポートします!と見栄を張ってしまい、若干後悔しています。。。
この計画性の無さこそ今後の改善点ではないかと反省しております…笑
又、やはり日本人としての誇りを持っていなければいけないと言う軸も重要だと思います。
ファッションにおいてもですが、山本耀司や川久保玲、高田賢三らが築いてくださった日本人のフィールドを土足で汚すわけにはいけません。
神戸にも決して忘れる事の出来ないあの阪神大震災、そして東日本大震災。
海外に居る僕らはこれらを背負ってメッセージを発信しなければいけないです。
決して見て見ぬ振りをして笑って生きる事は到底出来ません。
日本人の力を見せつけてやろうと、一日一歩ずつ進んでいけるよう頑張りたいと思います。


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