第45回 神戸ファッションコンテスト2018

ミラノ 2010.07

ミラノの村田晴信さんよりレポートが届きました!
パリにも足を伸ばしたそうです。いいですね、陸続きだと移動も簡単ですね〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
DSC03803

MILANOより 村田です。
こんにちは。日本は梅雨が明けて、本格的に夏がきたようですね。
こちらミラノは7月の初め頃から毎日35度そこらを行ったり来たり。暑いです。
ざっと近況をレポートします。今月末でミラノに来て2ヶ月です。
今月初めから同居しているおばさまがバカンスを取るとの事で現在一人暮らし。
今日も引き続き語学学校にて、イタリア語漬けの生活です。
最近やっと、少しずつですが意思疎通を図れるようにはなってきました。
ですがまだまだ彼らが普通に話すスピードに付いていくことは出来ず、生活にストレスを感じることもしばしば。
圧倒的に語彙が足りず、言っている事が理解出来ても思っている事をうまく伝える事ができない悔しさは相当削られます。
辛いところですが、マランゴーニでの授業が始まるまで約3ヶ月。流暢な事は言ってられません。
この2ヶ月で見えてきたミラノという街の感想は ” ファッションの街 ”
いたる所に大小ブティックが立ち並び、道行く人のファッションに対する熱が異様に高いように感じます。老若男女問わず。
またこの街はファッションが生活に溶け込んでいる為か、服がリアルです。
例えばパリのオートクチュールのように、まるで芸術品として崇拝されるような服ではなく、
生活の一部としてのファッションの中で、その質を上げること。これがミラノのファッションの特徴かなと感じています。
そんな中、最近気になる ”イメージ”
日本でPRの会社でインターンをしていた影響もあってか、第3者目線での服の見え方に興味を感じています。
クリエーションが着る人の手に届くまでに通るフィルターの話。
たとえば水道水も浄水器を通せば綺麗になるし、そのフィルターが汚れていれば綺麗な水も汚れてしまうという事です。
思えば日本で学生時代、綺麗な水の探し方しか知らなくて、フィルターの部分には考えが及んでいませんでした。
例えば最近ではショーのライブ中継が行われたり、facebook上でプロモーションが行われたり、ブロガーなる言葉が生まれたりと、
ブランドイメージの作り方も変わってきているように思います。
先日jilsanderのショーをライブで見ましたが、確かに良く見える。
ライブ中継という事がどう影響しているか分かりませんが、確かに今までとは違った見え方を感じました。
デザイナーとしての役割は綺麗な水を提供し続ける事だと思いますが、
こういった今まで見てこなかった所にも視野を広げていかなくてはと感じています。
より高い所を目指す為に、です。
自分がこの街でやるべき事はなにか、時間がある今こそ慎重に見極めていきたいと思っています。
ちょっと硬くなってしまいました。笑
トップの写真は、今更ながら、ミラノの象徴DUOMOです。最近全面改修が終わったらしく、この迫力は圧巻です。
それから今月始め、週末を利用してパリに行ってきました。
ミラノとはまた違った雰囲気の良さがあり、とても良かったです。
また行きます。といっても貧乏学生。なかなか簡単には行けませんが。
すぐ行ける環境もこちらにいるアドバンテージのひとつだと思うので。
エッフェル塔の細部はレース細工みたいですね。フランスという国を象徴しているように感じました。
DSC03959

ciao ; )


PCサイトを見る

スマホサイトへ戻る